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 この欄は、しんぶん「赤旗」の電話相談に掲載されたものと、日本共産党鹿児島県議団によせられた相談を中心に作成されています。回答はいずれも各界の専門家によるものです。お問い合せはメールでどうぞ。
☆駅前で小料理屋して20年客数減り閉店する s-03071302
 A駅前で十席ほどの小さな小料理屋を20年ほどやってきました。このところ来店客数が激減しています。先月などは来店客がないことも2日ほどありました。店を閉めるべきか、それとももう少し頑張ってみようかと迷っています。
○来店客数が激減している要因はどのように考えていますか。
●原因の一つは、これまで店の近くに大手企業の社宅があったのですが、この社宅がなくなったことです。ここの人たちが、お店の主要なお客さんでした。もう一つは、大手の居酒屋チェーンの進出です。若い人はそっちのほうにほとんど行ってしまいます。
○銀行からの借入金は残っていますか。
●数年前に全部返し終わりました。
○進むか退くかの決断をどうつけるか、思案のしどころですね。結論から申し上げますと、この際思い切って店を畳むというのも選択肢の一つだと思います。
 お聞きする限り、お店の周辺環境が激変しているようですし、これまでお店に来てくれた顧客層が減ってきているように思われるからです。現在のようなデフレ不況下の消費低迷時代は、これは危ないなと思ったときは即座に撤退することが必要です。この決断ができるかどうかが、その後の人生を大きく左右することにもなりかねません。
 さて、そうは言っても、もう一度挑戦してお店を繁盛させたいという思いも強いのではないかと思われます。そこで、再挑戦することを決断する場合は、次のことを徹底して検討するようにしてください。
 一つは、お店の周辺環境の変化に合わせた業態への転換が可能かどうかです。業態とは、扱う商品・サービスと売り方のことですが、例えば、これまで「小料理屋」から「一人暮らしのサラリーマンのための家庭料理中心の食事の店」とか、「高齢者の夕食の食卓を彩る総菜屋」に転換できるかどうかということです。
 二つは、当然のことですが新しい業態に転換するにはそれなりの初期投資(お金)が必要です。したがって、この初期投資の額とそれを早期に回収できるかどうかの「そろばん勘定」を慎重に行うことです。