電話相談イラスト
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 この欄は、しんぶん「赤旗」の電話相談に掲載されたものと、日本共産党鹿児島県議団によせられた相談を中心に作成されています。回答はいずれも各界の専門家によるものです。お問い合せはメールでどうぞ。
☆21歳の息子が恐喝事件を、反省もなく今後の対応は s-0307270a
21歳の息子が恐喝事件を起こし、逮捕され勾留中です。弁護士をつけましたが、今後どのように対応したらいいでしょうか。

○どんな事件ですか。
●「付き合っている彼女に、他の男が手を出した」と言って、以前の交際相手から120万円を脅し取ったのです。弁護士の話では、息子は「金を取ったのは正しい」と主張して、まったく反省をしていません。
○事件は初めて?
●高校生の時、バイクの盗みをしましたが、逮捕されたのは今回が初めてです。
○どんな息子さんですか。
●仕事はトラック運転手ですが、仲間と車で暴走する「走り屋」グループをつくり、副会長をしています。車のローンや改造費がかさみ、サラ金に借金もあります。
○処分としては、被害者との示談が成立すれば執行猶予がついて戻ってくると思います。
 でも、本人に反省がないのでは困りますね。その女性とはどんな関係なのでしょうか。
●まだ付き合って二ヶ月です。真剣に将来を考えている相手なのかはわかりません。
○金を取るのが目的ではなく彼女のために筋を通したということなのか、それとも女性関係のトラブルを材料に脅したのか、息子さんの真意を尋ね、事実をはっきりさせる必要があります。
 一番大事なのは、女性をどれだけ真剣に、人間として尊重しているかです。そういうまじめさがあれば、「恐喝は絶対に許されないが、彼女を大切に思うその気持ちは大事にしなさい」と認めてやることはできます。
●示談金や弁護士費用、サラ金の返済も、今回は親が出すつもりでいます。息子が立ち直るためにはどうしたらいいでしょうか。
○息子にとって、今が人生の曲がり角です。親が壁になり、これ以上はゆるがせせにしないという態度で迫ることが大事です。
 お父さんは何と。
●これまで息子の問題はすべて私任せでしたが、今回は夫も本気になっていて、二人で「これを機会に全部清算させよう」と話しています。
○息子さんはもうおとなですし、本来なら責任は自分で取るべきです。「親が助けてやるのは今回限り。お金も働いて返しなさい」と言い渡すことで、もうこれ以上だらしない生活は許さないというけじめをつけてください。
 今までの生き方を深く見直し、しっかり反省させるためにも、車を処分し、グループも抜けてまじめにやるつもりがあるのか、彼女との関係をどう考えているのかなど、本人と真剣に話し合うことです。
 その点で弁護士にも、息子を立ち直らせるために力を貸して欲しいと頼んでみてください。
クラスになじめない小6男/意地悪のお返しと問題行動/s-00082701
 小学生の教員ですが、私のクラスに友達となじめない子がいて気になります。4,5,6年と3年持ち上がりで担任してきた子です。掃除や作業などは一生懸命する子ですが、学芸会、運動会などの行事ではみんなの中に入らず、ぽつんと1人でいたりします。また、クラス全員の記録カードを破り、友達の靴を隠し、、脅迫文を黒板に書くなどの問題行動があり、みんなから意地悪されたお返しだといいます。
○家庭ではどのような子ですか。
●母親の話では「学校がおもしろくない」「行きたくない」といっているようです。
 この子には問題行動のほか、国語的な部分で劣るという偏りもあり、情緒障害児学級がいいのではないかと考えていますが…

○家族構成は。
●両親と中1の兄がいます。

○この子の好きなことは。
●カード収集のほか、亀をかわいがって散歩させたりします。動物が好きです。父親は子どもを遺跡の見学に連れて行くなど、教育熱心です。

○成績は。
●算数には意欲的で、平均より上です。言語表現は苦手で、集団スポーツはうまくないのです。絵は好きです。ただ、同世代とのつきあいがうまく行かないのです。

○特に問題はないように思いますが、担任には順応し、むしろ過剰適応しています。同世代との幼稚なつきあいがこの子にはなじめないだけです。
 育ち方の中で、子どもらしく解放され、思いっきりふざけて転げ回った体験が無く、そんな生活感情が乏しいようです。自己抑制しているのでしょう。クラスメートと解け合えない欲求不満からイライラが高まり、「問題行動」にはしり、そのことで、さらに自己嫌悪に陥り、毎日が楽しくないのです。

●そういえば、このごろでは、学校に来ると真っ先に図書館に行っていました。教室をさけていたのかもしれません。
○自分なりの大人っぽいやり方でいいから思いっきり自分の得意分野で実力を発揮すること、たとえば図書館での読書でもいい、夏休みの課題でもいい、そのなかで彼がみんなから評価され、満足できる成果が上がれば、感情相応の子どもらしさも表現できるようになります。

●両親への対応は。
○同世代と情緒的に解け合えないことは、そんなに深刻に悩まなくてもよいのです。
 気働きが強く、親や学校の求める「良い子」ができて、肯定的に評価し、自信を持たせることです。自信を回復すればかけているところは、やがて自分から直していけます。10年、20年先にすばらしい人になる希望をもたせてやってください。